右上4番、5番、6番サイナスリフト治療例

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抜歯早期埋入のサイナスリフト

術前のレントゲン写真 【1】右上臼歯部が重度の歯槽膿漏で咀嚼障害を主訴として当院を来院されました。保存不可能な歯槽膿漏の歯を合抜歯してインプラントを3本埋入する計画を立てました。
抜歯後1ヵ月後のレントゲン写真 【2】抜歯後1ヵ月後のオルソパントモ像。骨頂から上顎洞までの距離は2~3mmでサイナスリフトの症例です。
抜歯後1ヶ月術前の咬合面の状態 【3】抜歯後1ヶ月、術前の咬合面観、抜歯後早期埋入の計画をたてました。
粘膜を剥離した状態 【4】 粘膜を剥離した状態。グロテスクなので画像をモノクロに修正しました。
インプラントを埋入している時の状態 【5】歯槽頂アプローチで上顎洞をオステオトームにて約10mm挙上してインプラントを慎重に埋入していきます。歯槽頂アプローチのサイナスリフトは低浸襲で、痛み、腫れを最小限に抑えることが可能です。
インプラントを埋入した状態 【6】インプラントを埋入した状態。頬側に骨が不足いている部位があるので、GBR法を併用しました。
サイナスリフト、GBRのコンビネーションによる同時埋入です。
縫合した状態 【7】縫合した状態。2次手術まで約4ヶ月インプラントが骨と結合するのを待ちます。
補綴物が装着された状態 【8】術後約5ヵ月後。インプラントに最終補綴物が装着されました。補綴物は連結することなく単独補綴してあります。HAインプラントを用いることにより、骨頂から上顎洞までの距離が2~3mmの難症例にもかかわらず、痛み、腫れがなく短期間で治療を終了することが可能です。難症例といわれているサイナスリフトの症例ですが追加費用はかかりません。

 

術後2年のCT画像 【9】術後2年のCT像。挙上されたインプラント周囲の骨が安定していることがわかります。またぺリオテスト値が-6でサイナスリフトで骨造成されて部位とインプラントが強固に結合していることがわかります。CT像を青色にしてみました。

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