顎関節症とは
顎関節症とは噛合せ及び顎の動きの不具合等から起きる、
顎の違和感・顎関節の痛み・口元のけだるさ・肩こり・頭痛などの症状のことを言います。
顎関節症の原因としては
- 噛合せの不具合
- 歯軋り
- 顎に強い衝撃を与えた
- ストレス
などの原因が一般的です。
治療法としては
1、噛み合わせを整える。(咬合調整、リシェイピング、歯列の乱れが著しい場合は矯正治療を提案する場合もあります。)
2、日中の指導(TCH、運動療法、MFT,態癖の指導、非患側での咀嚼等)
3、夜間睡眠時のへの対応(スプリント療法)
4、ボトックス注入
の順で行います。
個人によって原因・症状・治療法が異なりますので、お悩みの方は先ずはご相談下さい。
顎関節症を知っていますか?
顎関節症とは病名ではなく症状名です。顎関節症というと、何か顎関節にのみ限局した病気のような感じがしますが実は一般歯科と直結したもので、噛みあわせが強く関係している場合があります。ワールドスタンダードでは顎関節症は噛み合わせにあまり関係がなく、精神的なものの比重が大きいと考えられています。
しかし、そのような考え方は訴訟大国のアメリカの考え方で、顎関節症になることで歯科医師が訴えられないように咬合と切り離していると考えるべきでしょう。
全てが噛み合わせからではなく、精神的なストレスによるくいしばり、歯軋りが原因で顎関節症が発症する可能性もあります。
しかし、日常の臨床では噛み合わせにアプローチすることで顎関節症がウソのように治癒していくことは珍しいことではありません。
顎関節症状だけではなく頭痛、肩こりなども消失、軽減していきます。それだけ噛み合わせが重要です。顎関節症の顎関節症状は咬合の結果によるものが多く、原因を無視した治療に良好な予後は期待できません。
では、噛み合わせは歯科医師のみがコントロールできるものでしょうか?
違います。
実はご本人の生活習慣と深く関係してきます。
例えば、寝ぐせ、頬杖などで歯、歯列に矯正力が加わり噛み合わせが
悪い方向に変化していくことは珍しいことではありません。
治療法には生活習慣により傾いた歯の角度を正常に戻すための咬合調整、
矯正治療、咀嚼筋の緊張をとるためのスプリント療法などが中心となります。
また若年者の場合咬合調整を行うことなく、筋肉に直接アプローチする運動療法が有効な場合もあります。
近年食いしばりが強くなり、咬筋が異常に発達、肥大している患者様が多くみられます。緊急性を要する時はボトックス注入が効果的な場合もあります。
院長は顎関節症の治療を最も得意としています。
お悩みの方は是非ご来院下さい。