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【1】患者様は咬合力が強く、オクルーザーで測定すると約1000Nあります。最後臼歯部に違和感を主訴に来院。近心根頬側に約10mmのポケット認められました。歯根破折と診断して抜歯してインプラントを2本埋入する計画をたてました。 |
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【2】抜歯した状態。近心根頬側の骨が大きく欠損していることがわかります。6は成熟側の埋入、7は抜歯即時埋入による埋入となります。 |
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【3】 インプラント埋入時、ペリオテスト値、埋入トルク値が一定条件をクリアーしましたので、ジンジバルカフを装着して即時負荷へと移行していきます。 |
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【4】プロビジョナルを装着した状態。インプラントに側方力がかからないようにプロビジョナルを調整します。 |
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【5】 埋入後約8週の状態。インプラント周囲の歯肉の高さが多少退縮しています。 |
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【6】 ジンジバルカフを外した状態。周囲の粘膜は良好に治癒しています。 |
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【7】最終補綴物を装着して機能的回復がなされました。【5】からの歯肉縁形態の変化を参考にしてください、インプラント周囲の歯肉縁形態は補綴物によって決定していきます。 |
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【8】 埋入後2週間のデンタルX線像。 |
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【9】埋入後約8週のデンタルX線像。6インプラント周囲に骨欠損が認められます。抜歯即時埋入より、成熟側に埋入したインプラント周囲に骨吸収が認められます。さて、何故でしょう? |
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【10】補綴物装着後4ヶ月のX線像。吸収した骨が回復してきています。ただ、この症例ではいわゆるリモデリング、ソーサリング現象が認められます。インプラント周囲の骨にリモデリング、ソーサリング現象が認められる場合と、そのような現象が認められない場合があります。何故か?私なりの考えはありますが・・・・。 |