予防歯科のパラダイムシフト3

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こんにちは♪奥です。

今週もよろしくお願い致します☆

 

前回、歯の再石灰化には唾液が重要な働きをすることについてお話させていただきました♪

今回はその唾液についてお話していきたいと思います!

 

唾液は安静時ph(ペーハー)は約6.7で、糖分を摂取すると2~3分以内に5.0以下に減少すると言われています。

エナメル質はph約5.5で脱灰が起こります。

そして、phが元に戻るには最低約40分の時間が必要と考えられており、正常にphが戻れば再石灰化が起こります。

このように唾液は、食後のphの回復に役立ちます(唾液の緩衝能)。

また口腔内の細菌叢をコントロールする抗菌作用も唾液の重要な働きと考えて良いでしょう!

 

 

しかし、本国を含め先進国では高齢者の唾液の分泌が少ないことでの口腔乾燥症が問題となってきています。それは高齢者は多くの薬剤を処方されていて、その処方された薬剤は唾液の分泌を低下させる働きがあるからです。個人的には根面のむし歯が多く認められるような気がします。

 

そのような口腔乾燥症の方のために、お口を潤す洗口剤やジェルなどもあるんですよ☆

(↓画像の商品以外にもたくさんの種類の商品がでています!)

 

P1020176.JPG

その他に、起床時や緊張やストレスを感じたとき・飲酒喫煙などによっても唾液の分泌は低下し、

唾液の分泌速度がピークに達するのが夕刻で、睡眠中はほぼ停止します。

つまり睡眠中に最もムシ歯になる確率が高くなるということになるのです!!

みなさんムシ歯にならない為にも、寝る前に歯を磨く習慣をつけてくださいね♪

 

P1020313.JPG

ガムを噛むと唾液分泌が増加するので、人及び口腔乾燥症には非常に有効であることが分かってきています。

次回はガムについて解説したいと思います!!お楽しみに☆

 

P1020318.JPG(ガムを持った写真のつもりなんですが・・・ん~~解かりにくいですネ。ごめんなさい!)

また来週♪(・3・)

 

目黒駅 石本歯科クリニック スタッフ 奥

 

~~~~参考として(phについて)~~~~

phの値は0~14までの目盛りがあり、ph7が中性と言われています。

値が7より小さくなると酸性が強くなり、7より大きくなるとアルカリ性になります。

酸性になるほど脱灰は進んでしまいます。

 

・胃液     1.8~2.0

・レモン汁   2.0~3.0

・ビール     4.0~4.5

・水道水    5.8~8.6

・牛乳     6.4~7.2

・唾液     7.2~7.4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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