追悼 猿谷要、志満ご夫妻

知り合いで最もインテリジェンスな方はどなたですか?と聞かられたら私は迷わず猿谷要先生の名前をあげるでしょう。今年の1月3日に東京女子大名誉教授、猿谷要先生がこの世を去られました。

 猿谷先生ご夫妻は目黒駅近くにお住まいで歯の治療に当院に通われていました。治療を通してお知り合いになったのですが、そのうち自宅に招かれたり、お食事に招待されたり長年親しくお付き合いさせて頂き心から感謝しております。約2年前に志満夫人が亡くなられて後を追うように旅立たれました。

このゴールデンウイークの5月1日にご夫妻を偲ぶ会が有楽町の外国人特派員クラブ行われました。

会の1週間前に猿谷先生の甥にあたる猿谷淳さんからスピーチの依頼があり、何も考えづに受けてしまいました。おそらくスピーチは最後のほうでみんなお酒がはいり酔っぱらって誰も聞いてないだろうと勝手に決め込んでいました。
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会場の中央には夫妻の遺影がかざられて、最後のお別れに約200人の方が集まりました。
                                                                       

ご夫妻の人徳といったところでしょう。

 

 

 

 

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司会は先生ご夫妻と親交が深かったNHK解説委員で元アナウンサーの道傳愛子さんが行いました。

会場入りして道傳さんにスピーチの順番を確認すると乾杯の前の3番目ということでした。著名な方が多いなか恐縮してしまうと伝えると、会の趣旨から親しかった人にスピーチをしてほしいとのことでした。ご夫妻の性格を考えると確かにそう望まれると思い、快諾してスピーチさせて頂きました。Jリーグの川淵元チェアマンをはじめ作曲家の三枝成彰さん、画家の野見山暁治さんと多方面から著名な方々の挨拶が続きました。

 

 

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ご夫妻と親しかった作家の澤地久枝さんが最後のスピーチを行い会は終了しました。

このような会が開かれご夫婦と最後のお別れができて本当に良かったと思います。発起人の方々に心から感謝いたします。

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