フッ素の上限が変わりました!

 

こんにちは!

石本歯科クリニック衛生士の石田です。

 

今回は薬用歯磨剤に含まれるフッ素の濃度についてお話したいと思います(^_^)

 

今まで日本では薬局などで市販されている歯磨剤のフッ化物の濃度は1000ppm以下と定められていました。

 

しかし!!

2017年3月17日1500ppmを上限とする高濃度フッ化物を配合した薬用歯磨剤が厚生労働省から医薬部外品として承認されました。

 

500ppm上限が上がったことで歯磨剤使用後30分経った時の唾液中のフッ素濃度は従来の市販されていた950ppmに比べ約2倍です。

 

対象は基本的に15歳以上の虫歯のリスクが高い人です。

いままでに治療した歯が多い方や、だ液の量が少ないと感じる方(ドライマウス)、妊娠中の方などです。

虫歯のリスクが高くない方でも虫歯予防にとても有効です。

 

 

《年齢別フッ化物配合歯磨剤の使用量》

フッ化物配合歯磨剤の使用量

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15歳未満は基本的に1000ppmまでの歯磨剤を使用しますが、歯科医師の判断のもとでそれ以上の濃度の歯磨剤を使用するケースもあります。

 

1000ppmを超える高濃度フッ化物配合歯磨剤はフッ素濃度の記載が義務づけられていますので

購入の際はパッケージに書かれた数字を参考にしてみて下さい。

高濃度フッ化物配合歯磨剤のパッケージ
市販と歯医者でのフッ素濃度の上限は違います。

歯医者では9000ppmまで使用が承認されていて

石本歯科クリニックでは9000ppmの濃度のフッ素を使用しています。

市販の高濃度フッ化物配合歯磨剤よりはるかに高いですよね!

 

 

毎日のセルフケアももちろん大事ですが、

市販の高濃度フッ化物配合歯磨剤ではやはり限界があります・・・

定期的に歯医者でのメインテナンスを受けることでさらにフッ素の効果を

高めることができます。

 

 

最後に

正しい使用方法を確認しておきましょう!

 

高濃度フッ化物配合歯磨剤を歯ブラシにつける

歯磨剤を歯全体に広げる

歯を磨く

歯磨剤を吐き出す

5秒程度軽くうがいをする

歯磨き後1~2時間程度飲食を控える

 

使用後はあまりすすぎすぎないのがポイントです!

 

 

 

フッ素は世界的にもメジャーな虫歯予防法です。

効率よくフッ素を取り入れて虫歯になりづらい歯にしていきましょう(^^)