HAインプラント講演会inソウル1

自著の“HAインプラントセラピー”が韓国で翻訳されたのを受け、、6月19日(日)に韓国ソウルでHAインプラントに関する招待講演を行ないました。海外での講演会は初めてなので、すごく楽しみにしていました。当日は同時通訳がつくため、シンプルに解りやすい講演になるように心がけて準備を進めました。

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前日の18日(土)は午前中で診療を終わらせ、クリニックを出発しました。

スタッフが見送ってくれた写真ですが、皆んなやけにうれしそうです。それなりに宿題を出したのですが、院長不在の土曜の午後は彼女たちにとってはこたえられない喜びがあるようです。普段の診療時とは違って、穏やかに、ゆっくりと時間が過ぎたことでしょう。

 

 

 

DSCN1186.JPG当日のチケットはeーチケットで送られてきました。それを見ると出発ロビーがターミナルIとなっていました。国際線のターミナルができたはずなのになんでターミナルI(イチ)なのかなと思いモノレールの改札で聞いてみるとターミナルIのIは“イチ” ではくインターナショナルの“アイ”でよく皆さん間違えるそうです。気をつけましょう。

国際線ターミナルは新しくとてもきれいでした。

 

 

 

DSCN1190.JPG韓国に到着すると空港からホテルに送迎されました。

素敵なホテルの部屋が用意されていてリラックスして当日の講演に臨むことができました。

有り難うございました。

 

 

 

 

 

 

DSCN1196.JPGのサムネール画像ホテルに到着後、ホテルのレストランで当日の打ち合わせと食事会が行われました。

私の左が韓国Zimmer社 社長の朴さんです。

右が韓国で歯科材料関係の社長のこちらも朴さんです。朴さんには過去韓国で2度ほどお世話になってます。日本に留学経験もあり日本語が堪能です。

二人の朴さんは大学の先輩、後輩の間柄で仲が良いそうです。 

 

 

 
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当日会場におかれた看板。

地下の駐車場からの入口や会場のいたるところにおかれてました。

さすがというか、恥ずかしかったです。

 

 

 

 

 

続きは次回また報告します。

予防歯科のパラダイムシフト4

こんにちは☆奥です♪

残念な事に、4週にわたってアップさせて頂いたBLOGも今週で最終回となってしまいました。涙。

そんな最終回はガムについてお話しようと思います☆★

 

ガムといってもたくさんの種類がありますが、ここでご紹介するのは虫歯の予防になるガム!!

 

虫歯予防のガムとしてはロッテから出ているキシリトールが有名です☆”

当院ではキシリトールガム以外にもグリコのポスカムをオススメしています♪

 

では虫歯予防のガムはいずれも同じ効果が期待できるものなのでしょうか?

 

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まず左の写真のキシリトールの説明をします☆

キシリトールは最もポピュラーな虫歯予防のガムです。

このキシリトールの働きは主に虫歯の原因菌ミュータンス菌に作用することが大きな特徴です。

ミュータンス菌は代謝をして酸を生産します。

キシリトールのミュータンス菌に及ぼす影響は、エネルギーだけ消費させて酸を生産させない無益回路が関係しています。

 

さらに、キシリトールはミュータンス菌のエネルギーを消耗させるだけでなく、糖代謝を阻害する効果も証明されています!!

つまりキシリトールはミュータンス菌にアプローチするガムということです♪

 

 

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一方、左の写真はグリコのポスカムです。

キシリトール程メジャーではなく私も色々なお店を探したのですが、あまり見かけた事がありません(;∧;)↓

 

このポスカムとキシリトールには大きな違いがあります!

それは水溶性の違いです。ポスカムは高水溶性カルシウム素材であるのに対してキシリトールは低水溶性水溶性です。唾液にはポスカムが高水溶性であるため、より多くのカルシウムイオンを供給することが可能です。

リン酸イオンは唾液中に十分存在していますから、カルシウムイオンをより多く供給することで再石灰化に有利に働きます☆

 

このように虫歯予防ガムもその製品により効果が異なります!

どちらも効果は十分に期待できますので是非使用してみて下さいネ♪”

 

ではでは!これで”予防歯科のパラダイムシフト”これにて終了させていただきます!!

少しはお解りいただけたでしょうか?

 

私自身も予防歯科について改めて見つめ直すことができ、こうやってBLOGを通してみなさんに

お伝えすることが出来てうれしく思っています(・∀・)♪

ありがとうございました!

 

 

目黒駅 石本歯科クリニック スタッフ 奥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

予防歯科のパラダイムシフト3

こんにちは♪奥です。

今週もよろしくお願い致します☆

 

前回、歯の再石灰化には唾液が重要な働きをすることについてお話させていただきました♪

今回はその唾液についてお話していきたいと思います!

 

唾液は安静時ph(ペーハー)は約6.7で、糖分を摂取すると2~3分以内に5.0以下に減少すると言われています。

エナメル質はph約5.5で脱灰が起こります。

そして、phが元に戻るには最低約40分の時間が必要と考えられており、正常にphが戻れば再石灰化が起こります。

このように唾液は、食後のphの回復に役立ちます(唾液の緩衝能)。

また口腔内の細菌叢をコントロールする抗菌作用も唾液の重要な働きと考えて良いでしょう!

 

 

しかし、本国を含め先進国では高齢者の唾液の分泌が少ないことでの口腔乾燥症が問題となってきています。それは高齢者は多くの薬剤を処方されていて、その処方された薬剤は唾液の分泌を低下させる働きがあるからです。個人的には根面のむし歯が多く認められるような気がします。

 

そのような口腔乾燥症の方のために、お口を潤す洗口剤やジェルなどもあるんですよ☆

(↓画像の商品以外にもたくさんの種類の商品がでています!)

 

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その他に、起床時や緊張やストレスを感じたとき・飲酒喫煙などによっても唾液の分泌は低下し、

唾液の分泌速度がピークに達するのが夕刻で、睡眠中はほぼ停止します。

つまり睡眠中に最もムシ歯になる確率が高くなるということになるのです!!

みなさんムシ歯にならない為にも、寝る前に歯を磨く習慣をつけてくださいね♪

 

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ガムを噛むと唾液分泌が増加するので、人及び口腔乾燥症には非常に有効であることが分かってきています。

次回はガムについて解説したいと思います!!お楽しみに☆

 

P1020318.JPG(ガムを持った写真のつもりなんですが・・・ん~~解かりにくいですネ。ごめんなさい!)

また来週♪(・3・)

 

目黒駅 石本歯科クリニック スタッフ 奥

 

~~~~参考として(phについて)~~~~

phの値は0~14までの目盛りがあり、ph7が中性と言われています。

値が7より小さくなると酸性が強くなり、7より大きくなるとアルカリ性になります。

酸性になるほど脱灰は進んでしまいます。

 

・胃液     1.8~2.0

・レモン汁   2.0~3.0

・ビール     4.0~4.5

・水道水    5.8~8.6

・牛乳     6.4~7.2

・唾液     7.2~7.4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目黒の歯科スタッフ全員で勉強してきました!!

皆さんこんにちは♪
梅雨の時期に入り、洗濯物がなかなか乾かなくて困っている宮里です(笑)

先日、私たちスタッフは5月29日(日)に全員でセミナーに行って来ました★!!!

石本歯科クリニック スタッフ 

 

 

 

 

 

    

 

        会場は一橋記念講堂

歯科 セミナー

 

 

 

 

 

 

 

中は会場が埋まるぐらいたくさんの歯科衛生士の方や歯科医師の方がいらしていました。

 

 

 

 

 

 

 

今回のセミナーのテーマは

『口腔に及ぼす力の概念』

噛み合わせが生体にどのような影響を及ぼすのか・生活習慣で噛み合わせが

どのように変化していくのかについて初めて聞くことや、

学んでいたことの復習などもできたので大変勉強になりました

そこで!以前にもご紹介しましたが 、今回は学んだことも活かして

改めて皆さんに咬み合わせについてお話しさせていただきます(・∀・)b

 

咬み合わせは全身のバランスのひとつであり

咬み合わせが悪いと顎が開かなくなるといった顎関節症になったり、

身体においては頭痛や肩こりなどの影響を及ぼす場合があります。

 

その噛み合わせを悪くしているのは
実はご自身の生活習慣にあるのです!
 

 
態癖態癖2
 
どうでしょうか?
皆さんは日常で何気なーく、このような事をしていませんか?
 
歯は弱い力でも持続的に加われば動いていきます。
 
 
頬ずえをついたり、横向きで寝ることで圧がかかり歯が内側に入ってしまうのです。
 
内側に入ることで
歯が窮屈になり、噛みづらいから反対ばかり使うといった悪循環になってしまいます。
 
 
 
 
そして!!
どちらか一方の噛み癖がある方はお顔にも出てくるのです(>д<)汗
 

2011-06-03 19.17.47.jpg
 
 
例えば、右ばかり噛んでいる人は、
左目よりも右目の方が小さかったり
 
 
 
 
 
 
 
鼻唇溝
 
 
 
鼻唇溝と呼ばれるしわがあるのですが
右で噛む癖がある人は、その鼻唇溝のしわが左よりも
深いことが多いんですよ!
 
 
 
 
 
 
 
 
というように!!
噛み合わせはお口の中だけでなく、お顔や身体にも表れてくるのです。
 
院長が噛み合わせの調整をしただけで
「顎が開くようになった!」
「今まで悩んでいた頭痛が良くなった!」
などというお声をいただき、本当に噛み合わせというのは重要だと感じました。
 
この重要性を患者様に伝えていけるように頑張りたいと思います!
 
 
 
 
 
ここでBIGニュース!!
 
院長の講演会が6月19日(日)に韓国・ソウルで開催されます!!
 
待合室に講演会のポスターが飾られているので、よろしければご覧下さい♪
 
 
 石本歯科クリニック スタッフのサムネール画像
石本歯科クリニック 講演会 ポスターのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像


            

では(^^)☆                    

                        

                                 目黒駅前 スタッフ  宮里

予防歯科のパラダイムシフト2

 

こんにちは♪奥です☆”

「4週連続の連載BLOG☆」がついに今週もやってきました~!!!

みなさん、前回の「予防歯科のパラダイムシフト1」は読んでくださいましたか?

お読みになった方も、なっていない方もどうぞお付き合い下さい♪

 

前回は”歯の再石灰化が今後の予防歯科の鍵になる”とお話ししましたが、

今回は再石灰化を柱にした歯面修復について考えてみたいと思います☆

 

 

今現在スーパーやドラッグストアにはたくさんの歯磨き粉が販売されていますが、

歯磨き粉には歯の汚れを落としたりするために研磨剤という成分が多く含まれています!

 

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そして歯の表面には研磨剤の傷などを含め、初期のむし歯などの凹凸が存在します。

その凹部を歯と同じ成分のハイドロキシアパタイトで埋めていくことにより、

歯の表面を修復していくことができるのです!!

 

okut.jpgこのペーストはナノ粒子ハイドロキシアパタイトが配合されたトリートメントペーストです♪”

市販では「芸能人は歯が命!」というフレーズで有名な「アパガード」という商品にも

ハイドロキシアパタイトは含まれているのでオススメしています☆★

 

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凹部がハイドロキシアパタイトで埋められ、唾液中のカルシウムイオンとリンイオンが取り込まれることで再石灰化による歯面修復が可能となります。

 

エナメル質のムシ歯と、歯肉が下がり歯根が露出した象牙質のムシ歯では

再石灰化機構に違いがあります。

 

エナメル質のムシ歯は唾液に含まれる成分により、歯の外からの1方向から再石灰化します。

それに対し象牙質が露出した根面のムシ歯の場合は、唾液のほかに歯髄液からの2方向から

再石灰化が起こります!!

歯髄(神経)から外側に流れる歯髄液はハイドロキシアパタイトに対して過飽和であるため、内部から再石灰を起こすことができ、酸や細菌の歯髄側へ侵入を防止ししてくれるということです☆

 

どちらにしても、再石灰化には唾液が大きく関係しています!

次回はその唾液について考えていきたいとおもいます☆

 

また来週っっ♪(・3・)

 

目黒駅 石本歯科クリニック 奥