咬筋ボトックス注射療法

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歯ぎしり・くいしばりについて

朝起きた時に、歯が痛む、歯がしみる、顎がだるい、顔がこわばるなどの症状を感じたことはありませんか?近年では、歯ぎしりやくいしばりによる顎の異常な力により、歯の破折や摩耗、歯周組織の破壊が引き起こされることが知られてきています。また、歯ぎしりや食いしばりは夜間だけでなく、食いしばりの癖(TCH)や、仕事やスポーツ、過度の緊張やストレスにより、日中でも無意識下で行われていることもあります。ひどい場合には肩こりや頭痛を引き起こすこともあります。 夜間の歯ぎしりや食いしばりに対しては、マウスピースを装着し力の分散をする方法がありますが、ボトックスは咬合力そのものを低下させ、夜間だけでなく、日中の無意識下での食いしばりにも効果が期待できます。

咬筋肥大による影響

咬筋とは食物を咀嚼する時に使われる最も強い筋肉です。 ガム等の硬いものを好んでかむ、かみしめ癖、歯ぎしり等が原因で咬筋が必要以上に発達、肥大した状態を咬筋肥大といいます。 咬筋が発達して咬筋肥大となると頭痛、肩こり等ががおこりやすく、その力の歪により顎関節症を発症することもあります。 またその破壊的な力により、歯根破折など歯を破壊してしまうことも珍しくありません。

くいしばりの画像

ボトックス療法とは

どうしても食いしばってしまい、さらに咬筋を発達させて歯を破壊してしまう患者様が最近は増えてきました。 そのような患者様におすすめの治療が、咬筋へのボトックス注射です。ボトックスとはボツリヌス菌から抽出されるタンパクの1種です。 ボトックスを注射することにより過度に緊張している筋肉を一時的にほぐすことが可能です。緊張した咬筋が弛緩することで顎関節症の緩和、食いしばりによる肩こりの緩和、歯根破折の予防等が期待できます。 セーフティーゾーン(安全ゾーン)に注射をします。

ボトックス注射を打つ場所

セーフティーゾーン

 

ボトックスの安全性

ボトックス注射は、1996年眼瞼痙攣、2000年に片側顔面痙攣への効能が厚生労働省の承認を受けている治療です。 美容業界ではしわ取り治療、小顔治療として一般的に使用され、世界70か国以上で使用されています。 またボトックスは完全無毒化されているため、人体への影響はありません。 咬筋に注射する簡単な治療です。

治療時間

30分程度で終了します。

当院では「ニューロノックス」という韓国製のボトックスを使用しています。 KFDA(韓国食品医薬品安全庁)で認可され、安全性や品質が保証されている製剤です。

ニューロノックス

料金

1回 34,000(税別) ※基本的には、当院で治療を行っている方の価格となります。

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