鏡で自分の顔を見た時、左右非対称だなと思われたことはないですか?
例えば、「目の大きさが違う」「顎が張っている」「ほうれい線がどちらかだけ深い」など・・・
顔を歪ませる原因は様々で、バッグをいつも同じ側にかけていたり足を組む癖など、顔とは直接関係なさそうにみ見える習慣も原因に考えられます。
それ以外にも無意識に私たちがしている習慣・癖によって口腔内の環境が変わってしまい、顔を歪ませてしまっているのかもしれません(>_<)
●歯並びが悪いと顔の歪みに繋る
歯は外側に唇、内側には舌があるので、その間にきれいなアーチで並ぶはずです。
なのに、どうしてなぜ歯並びが悪くなってしまうのか・・・
1)態癖
うつ伏せ寝や頬杖、女性に多いエクボを作る癖や唇を引き締める癖などは外側から力がかかることで歯が内側に入り込んでしまい、アーチが崩れます。
2)舌癖
舌の位置は普段上顎に張りついているのが正常な状態ですが、何らかの原因で舌の位置が下がってしまい、上下の歯と歯の間に挟んでしまったり前歯を舌で押すような癖があると、開咬という不正咬合になります。
3)口呼吸
口を開けたまま呼吸をするので、空気をスムーズに通そうとして、舌の位置が上顎ではなく下に下がってしまい、唇や舌と歯のバランスが崩れてしまいます。
このような習慣・癖により歯並びが悪くなってしまうことによって、左右で噛みやすさ、噛みにくさが出てしまいます。
そして顔にも左右で変化が!!
例えば右側ばかりで食事している方は・・・
・右側の目が小さくなる
・右側のほうれい線が深くなる
・右側の顎の筋肉が発達する
・話してる時など右側に唇が引っ張られる など
使ってる側に変化が現れます!
この写真の方を左だけ、あるいは右だけで顔を作るとだいぶ違った顔になります。
このように一見左右対称に見えてもバラつきがあるのです。
●気を付けるポイント
1)左右均等に使う
顔の歪みの原因にあげられるのは、噛む力の不均一です。
上でも話したように同じ側ばかりを使っていると顔は使っている側に変化が現れます。
又、同じ側ばかりを使っていると歯への負担も大きくなってしまうので、左右均等に使うようにしましょう。
2)態癖・舌癖などの癖を治す
うつ伏せ寝などの態癖をしないように気をつけましょう。
舌癖の場合は舌を上顎につける意識をもつようにしましょう。
MFTという口の周りの筋肉(舌や口唇および顔面の筋肉など)を強くしてバランスを良くし、正しく機能させるための訓練もあるので、MFTを取り入れていくのも効果的です。
3)奥歯にプラスチックの詰め物をしない
奥歯は一番力がかかる部分です。
プラスチックは柔らかい材質なのでどんどん擦り減っていき、次第に噛みにくさが出てきてしまい、無意識にその歯を避けてしまうことが考えられます。
治療をする際は銀の詰め物など硬い材質のものにする必要があり、銀が嫌だから保険がきくプラスチックの詰め物をしてしまう方も多いとは思いますが、噛み合わせだけではなく歯が痛む原因にもなってしまうのでオススメできません。
このような日常生活で無意識にしていることが歯並びを変え、顔を歪ませてしまう原因にもなりますので、心当たりのある方は気を付けてみて下さいね☆