皆さんは銀色の被せ物や詰め物が取れてしまった際に
歯医者さんで歯が再び虫歯になっていると言われた経験はありませんか?
しっかり虫歯を取り除いて治療したはずなのに
なぜまた虫歯ができるんだ!!
って思いますよね。
白い詰め物(セラミック)と比べると圧倒的に
銀色の詰め物の方が再び虫歯ができてしまう可能性が高いです。
ということで銀歯の下に再び虫歯ができてしまう
メカニズムについてお話したいと思います(^^)/
銀歯を歯につけるとき合着という方法で歯科用セメントを使ってつけます。
歯に銀歯をのせているイメージです。
歯科用セメントは時間と共に少しずつ口の中で溶けて
歯と銀歯の間に微小な隙間を生じさせます。
その小さな隙間から虫歯菌が入り込んで
そこから二次的な虫歯になる、、、ということです。
それに比べてセラミックの詰め物は接着という方法で接着性セメントでつけます。
接着は歯とセラミックを一体化させるイメージで強固にくっつきます。
そのため隙間ができず二次的な虫歯になる可能性がとても低いです。
当院ではセラミックでの治療の際にこの高価な接着性セメントを使用します。
銀歯は保険内の治療で費用も比較的安いですが
その分銀歯の下に虫歯ができてしまうリスクが高いのです。
銀歯とセラミックの違いで患者様が一番最初に思い浮かぶのは見た目かと思いますが、
このように見た目以外にも違いがあります。
銀歯とセラミックの違いを知っていただき
それぞれのメリット、デメリットを踏まえてご自身の治療方針を
選択していただければと思います(^_^)