お口の中のにおい、気になっていませんか?
自分では気づきにくいだけに「迷惑かけていないかなぁ」とご心配の方も多いのではないでしょうか?
においが全くない無臭の人はいませんが、例えば、朝起きたときに口の中がネバネバして不快に感じた経験は誰でもあると思います。
今回はお口のエチケット口臭についてです。
《口臭の正体》
お口の中の臭いの正体、それはお口の中にいる細菌がタンパク質を分解して作る揮発性の硫黄化合物です。 自分の体内で作られ、しかも同じにおいを長時間かいでいるとそれに慣れてしまうので当人は気づかないことが多いです。でも、他人の口臭には慣れていないため、よくにおいます。
《口臭の種類》
口臭には生理的口臭と病的口臭があります。 生理的口臭は健康な人の息が一時的ににおうもので、硫黄のようなにおいです。病的口臭は歯周病や鼻・喉・消化器系など病気によるもので、魚の腐ったようなにおいです。
●生理的口臭(口腔清掃状態がよくない状態)
①朝起きた時②ストレス③緊張寺④寝不足⑤月経時⑥老人性
→オーラルケアだけで解決できない時は歯科医院での適切なアドバイスが必要です
●病的な口臭(口腔内原因)
①歯周病②舌苔③虫歯④プラーク⑤不良詰め物、被せ物⑥口腔乾燥症⑦口腔粘膜の炎症
→歯科医院で対応します
●病的な口臭(口腔外原因)
①消火器系疾患②呼吸器系疾患③糖尿病④肝疾患⑤腎疾患⑥白血病
→各専門の診療科を受診
《口臭対策》
お口の中の細菌を減らしてにおいのもとを断ちましょう! 一番大切なのはお口の清潔。セルフケア+プロフェッショナルケアで口腔環境を改善しましょう。
●歯周病の治療をしましょう。
歯周病が進行するとお口からはタンパク質が分解される腐敗臭が漂い始めます。お口だけでなく全身の健康のためにもよくありません。
●歯医者さんで歯石を取ったりクリーニングを受けましょう。
歯石やプラークは知らないうちに歯周病の原因になります。また、PMTCと呼ばれるプロフェッショナルケアで歯面をツルツルに仕上げてプラークを付きにくくします。
●1日3回歯みがきをしましょう。フロスを通しましょう。
口臭を減らすには、短い時間で何度も歯磨きをすると効果的です。歯磨きでプラークを取り除きましょう。歯みがき剤のミントの清涼感にごまかされないように!ミントの香りは一瞬で口臭予防に効果はありません。また、歯ブラシでは取りきれない歯間のプラークはフロスを使って取り除きましょう。
●舌の掃除を習慣にしましょう。舌ブラシが効果てきめん!
口臭の60%は舌についた舌苔から発生しています。舌の表面にはたくさんの小さな突起があり、そこに細菌のエサになるタンパク質がつき舌苔として溜まっていきます。清掃する時は、舌は軟らかく傷つきやすいのでゴシゴシこすらないようにしましょう。
当院では以前紹介したバクテリアセラピーBioGaia(バイオガイア)も口臭予防としてオススメしています!
患者様からも口臭やお口のネバつきが気にならなくなったと喜ばれています♪
口臭について是非、ご相談下さい。