クインテッセンス社から毎年 インプラント YEAR BOOKが出版されます。インプラント YEAR BOOKは日本にあるインプラントメーカーの商品説明を目的に毎年出される雑誌Quintの別冊で、臨床家がメーカを代表してそのパートを書くことになっています。今回株式会社ハクホウのインプラントスプラインのパートを担当させて頂きました。今更という感じですが、クインテッセンス社の山形さんとのお付き合いもありまして書かせて頂きました。
掲載した症例は天然歯補綴とインプラント補綴の調和(歯肉縁形態の連続性)についてをテーマにしています。
最近サボっていた症例掲載を YEAR BOOKの症例を掲載することで再開しようと思います。
インプラント治療を希望して大学病院のインプラント科をを受診しましたが、上顎洞までの距離が短かく侵襲が大きく治療の難易度が高いと説明を受けたそうです。
当院では上顎洞を挙上する際に低侵襲である歯槽頂アプローチを選択することが多いことを説明させて頂きました。
目黒駅の歯科医院に通院するには片道1時間以上かかりますが当院でのインプラント治療を希望なさりました。
右上2と左上4は予知性が低いため抜歯となりました。上顎天然歯は左上13のみで、後はインプラント補綴となります。
歯肉の連続性が獲得され審美的に補綴物が装着されたことがお分かり頂けると思います。
仮付けされている補綴物を外した状態。
補綴物に沿って左右対称に歯肉縁形態が獲得されています
術前のレントゲン写真
術後のレントゲン写真