祝CSJキックオフ

4月15日私が主幹を務める日本臨床口腔科学研究会の第1回目の勉強会が開催されました。第1回目から熱心な約40名の先生が出席なされ活発な議論が行われ、大盛況でした。順調な船出です。

 私の挨拶の後、会の名誉顧問である寶田先生から有病者の歯科治療について 講演が行われました。寶田先生は東大の口腔外科出身で三井記念病院の歯科口腔外科部長を長年務められていました。その経験から日本有病者歯科医療学会の設立にかかわった、有病者歯科治療のエキスパートです。もちろん口腔外科学会の重鎮であることは言うまでもありません。顧問であることから、Hey,come onと言えばいつでも相談に乗ってくださると温かいお言葉をいただきました。

講演内容は素晴らしく、三井記念病院時代の貴重な経験を中心にお話しいただきました。超高齢者社会において、有病者の歯科治療はさらに我々歯科医が取り組まなければならないテーマであることを再認識させられました。

 

福田先生講演風景

 2番目の演者として登場したのは麻酔専門医の福田先生です。福田先生は私の北海道大学の大先輩で、現在東京歯科麻酔サービスの代表として開業医のリスク管理を中心に活動なされています。寶田先生と同様、平均寿命が延びたことで有病者を治療する機会が増えることが予想され、情報を集めて事前に対処することの重要性を説かれました。当院でもこれから血圧、脈拍、血中酸素飽和度等を測定して臨床を進めていく習慣をつけていこうと痛感しました。

当院では患者さんのニーズに合わせて福田先生にいらしていただくことになっています。

 

 

松野先生

 

3番目の演者とし松野先生がGBRと成長因子について松野先生がお話しされました。アカデミックでスタイリッシュな素晴らしいプレゼンテーションでした。松野先生は口腔外科専門医ですが現在日本歯科大学では研究中心の基礎講座に籍をおかれています。ただし、関連歯科医院では主にインプラント手術を担当して、臨床家としてもバリバリ活躍なされています。

CSJのブレインでこれからもいろいろ教えていただけると思うと楽しみです。

 

 

 

 

 実は司会、進行も私が務めました。

各演者の先生方から多くの質問が飛び交い、活発な議論がなされました。これからも先生方が遠慮なく疑問点を質問できるフランクな会であってほしいと思っております。

 

 

 

 

 

 

最後は私が演者としてインプラント周囲炎の対処法についてお話しさせていただきました。HAインプラントのインプラント周囲炎反応を診ていると最近いろんなことに気付き興味が尽きません。もう少し整理していずれ専門誌に投稿する予定でいます。

5月13日大阪でインプラント周囲炎のシンポジュームがあり、そこで演者として参加する予定でいます。その時はもう少し詳しくお話しできると思いますので興味がある先生は是非ご参加下さい。

 

 

 

 

 

 

各演者に多くの質問が寄せられました。

 これからも、活発な議論がなされる会であって欲しいと思っております。

 

 

 

 

 

 

 

終了後の記念撮影。遠方のため急いで帰られた先生方も多かったので全員での撮影ができませんでした。

この後懇親会が行われました。懇親会も盛況で、これからもお酒を交えてざっくばらんに話ができる会を目指していこうと思います。

ご出席なさった先生方、お疲れさまでした。

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