インプラント症例報告2(国際歯科大会 2010)


今回は昨年の国際歯科大会で講演したさいに提示した症例報告をさせて頂きます。

国際歯科大会は4年に一度行われる約7000人の歯科医療従事者が集う歯科界では世界で一番大きなイベントです。

このような大きな学会で講演できたことを光栄に思っています。

その国際歯科大会で抜歯即時埋入vs抜歯待時埋入のインプラント治療に関するパートで講演させて頂きました。

P1000782.JPG会場の横浜パシフィコ

右に行くと国際歯科大会の会場

左に行くと国際デンタルショーの会場です。

 

 

 

 

 

 

P1000777.JPGワールドデンタルショーの会場です。

世界最大級デンタルショーで各社最新の商品が展示されていました。

 

 

 

 

 

 

 

国際歯科大会での講演のメインの症例をご紹介させて頂きます。

演題は「骨伝導能を利用した抜歯即時埋入」でした




11 (2).jpg長期に口腔内を放置したため崩壊が著しいのがお分かり頂けると思います。

目黒駅の歯科医院に通院するには片道約2時間程かかりますが、当院でのインプラント治療を希望なさいました。

 

 

 

 

 



017.jpg左下4番の状態。

歯が溶けるように削れています。

1990年代にマッコイがコンプレっションシンドロームとという言葉で紹介した特異的な力がかかり歯に圧電流が発生して起こる現象です。

かみ合わせの力の歪がこの歯に集中したことが予想されます。当然その力の歪は体全身に波及してひどい腰痛持ちで1週間に2回は整骨院に通院しなければならない状態でした。

 

 

135.jpg 治療開始から3ヵ月半の短期間で補綴物が装着されました。上顎は天然歯をすべて抜歯して抜歯即時埋入を含めインプラントが7本埋入されました。下顎は両側第一大臼歯部に2本インプラントが埋入されています。

左右対称に歯肉の連続性が獲得され審美的にもある程度満足いく結果となりました。

骨伝導能を有するHAインプラントを用いることにより低侵襲で効率がいいインプラント治療が可能となります。

 

136.jpg補綴物装着後2週間の状態。

補綴物に沿って歯間乳頭が成長してきていることがお分かり頂けると思います。

講演時のスライドがスライドが白黒だったので再現してみました。

患者さんは73歳で平均寿命まであと10年です。83歳まで患者さんが生きたとすると治療に2年かけたら残りの人生の1/5を治療に費やすことになります。3か月半という短い期間で治療が終了したことは患者さんにとってとても有益なことなのです。

腰痛がなくなり、手足のしびれも軽減して、整骨院も全く行かなくなったそうです。「口は体の要なんですね。」とうれしい言葉を頂きました。去年は予定していた京都旅行を腰痛のため直前にキャンセルしたそうですが、今年は海外旅行への意欲を語っておられました。

 インプラントを欠損補綴に使用して患者さんの顎位を立て直す。そして健康な顎口腔系の機能により患者さんは健康を取り戻す。そんなことをいとも簡単に魔法のようにできてしまうインプラントロジストになりたいと若き日に夢見てました。この患者さんを治療して少しその理想に近づけたような気がします。

 

11111.jpgのサムネール画像

術前のレントゲン写真 

 

 

 

 

 

22222.jpg

術後のレントゲン写真

講演会に行ってきました

1月30日(日)国際フォーラムで行われた「学術講演会」に石本歯科クリニックから

スタッフ2人参加させて頂きました。

 

テーマは以前ブログでもご紹介した「歯の再石灰療法」についてです。

ご講演なさった先生がお書きになった書籍をもとに、当院でも新しく導入するシステムとして昨年から勉強してきましたので、とても興味深いテーマの講演でした。

特に虫歯のリスクが高い方にはとても有効な治療法だと思います。

スタッフ同士で同じ知識を共有し、もちろん患者さまにも少しでもお話を提供する事ができたらいいなと思っています♪

 

会場は約200人~300人以上入れる大きな会場でした!

 

P1010164.JPG 会場の外には、色々な歯科専門の書籍が販売されていました☆

 興味深い本を見つけたので、私たちもつい買ってしまいました♪

                    ↓少し分かりにくいですが・・・

P1010166.JPG 虫歯の治療のイメージというと思い浮かべることはみなさん様々だと思います。

「虫歯を削るのが怖い・怖いから嫌・嫌だから我慢する!」

そういう方が多いんではないでしょうか?

 

しかし、初期のうちにケアしていけば、虫歯の進行を阻止することができます。

そのためには、定期的な歯科医院への受診が必要です☆

 

最後に・・・

一緒に行ったスタッフの宮里さん♪(インフルエンザ対策でマスクをしています・・笑)                    

P1010167.JPG 

                   目黒駅 石本歯科クリニックスタッフ  奥

 

歯面修復(再石灰化)セミナーに行ってきました!

         昨日私たちは東京国際フォーラムで行われたセミナーを視聴してきました。

                  

    DSCN1061_123.JPG     

 
                             

                                   セミナーのテーマは『歯面研磨から歯面修復へ~』

                                   これは私たちが目標としているテーマでもあります。

                              
★今回のセミナーで学んだこと★

                  汚れを落とすだけでなく
酸によって溶かされた歯の表面を

                 再石灰化に必要な成分(リナメル)を
塗って

                 
虫歯になりにくい歯にすることや、

                
この方法が知覚過敏にも有効なこと。

                
またホワイトニング後にリナメルを塗ることで

                
白さを長く保つことができるということです。

 

             このセミナーで学んだことを今後活用していきたいです!

                          

                          目黒駅前  歯科医院スタッフ  宮里

         

         

バイオインテグレーション学会

先日23日バイオインテグレーション学会の設立シンポジュウムが約200名のの歯科医師が集まり東京医科歯科大学M&Dタワーで行われました。バイオインテグレーションとはチタン系インプラントの骨結合様式であるオッセオインテグレーションに対してHAインプラントは骨と化学的に結合することで定義された言葉です。要するにHAインプラント学会と考えてよろしいでしょう。

日本でのHAインプラントの普及は目覚ましく、現在では約40%のシェアを獲得していることを考えれば学会の設立も必然と考えてよさそうです。

今回シンポジストに選ばれて講演をさせていただきました。 

講演ではMacのキーノートを使っています。

 
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最後に演者によるディスカッションが行われました。偉い先生ばかりなので控えめにしてました。

 
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HAインプラント講演会IN大阪

81日大阪HAインプラントセラピーの出版記念講演が行われました。おかげさまで約1か月前に満席となる人気でした。

大阪での講演会は過去何度か経験していますがいつもみなさんお元気ですね。質問も多くいつも大阪での講演は楽しみにしています。今回で書籍の出版記念講演会は一区切りです。東京、仙台、広島、愛媛、大阪の会場に足を運んで下さった先生方有難うございました。是非、HAインプラントの優位性を理解して適応症の拡大の一助になればと思っております。

 

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