妊娠中のお口のお手入れについて

こんにちは☆

寒い日が続いておりますが、体調は崩されていませんか?

このBLOGを書いている今日も雪が降っております。

 

さて、今日は「妊娠中のお口のお手入れ」についてお話しょうと思います!

当医院にも妊娠中の患者様は来院されますが、その際にはお話させて頂いている内容です♪

 

まず、妊娠中は自己免疫力が低下することが多いので、歯ぐきが炎症を起こしやすくなっています。

つわりなどが重なり、なかなか歯みがきも充分にすることが難しくなってしまうと思いますが、

色々な工夫をしてお口の中を清潔に保つことが大切です♪

 

★つわりがある時の歯みがきのポイント★

歯みがきは基本的に食事の後が最も効果的です。

しかし、妊娠中はそれにこだわらず、体調の良い時を見つけてリラックスして行うことを

オススメします。

 

★歯みがき剤は★

妊娠中は匂いに対して敏感になる為、香料の強い歯みがき粉は避けて使用しましょう。

市販の歯みがき粉を使わないと歯の汚れが取れない訳ではありません。あくまで丁寧なブラッシング

が歯みがきの基本です。ブラッシングだけでも充分なのだとお考えください。

 

★歯ブラシはどのような形★

大きめの歯ブラシは、のどに近い粘膜を刺激して吐き気を催すことがある為、できるだけ小さな歯ブラシ

を使うことをオススメします。

 

★歯みがきするときは★

のどの方に唾液などがたまると、その刺激で吐き気を催すことがあります。

そんな時は、なるべく下を向いて歯みがきしましょう。吐き気を抑えられる効果的なみがき方です。

 

簡単ではありますが、お分かり頂けましたか?

実は、私の周りでは只今出産ラッシュでして、1月に2人・今月に1人新しい命に出会いました。

来月出産予定の大事な友達がいます。

その友達には去年のクリスマスプレゼントに「Kitson」のマザーバックとおむつ入れと母子手帳ケース

などをプレゼントしました☆

特に私が感動したのが、バックの中におむつ変える時などに敷くマットが入っていたり

ポケットがたくさんあったりして便利そうなところでした!

一目ぼれして即決です。

 

 

それくらい楽しみなんです♪

早く逢いたいな~

という事で妊婦さんに何か役に立つことをお伝えできたらなと思ってこのBLOGを書かせて頂きました。

なんか話がそれてしまってごめんなさい。

また書きます♪

目黒駅前 石本歯科クリニック 奥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯磨きのお助けアイテム♪

みなさんこんにちは!

 

本田です(´∀`*)

 

今日もギラギラと太陽が照りつけておりますが、

熱中症などには気を付けてくださいねっ(>_<)

 

さて、突然ですがみなさん!

毎日の歯みがき、

普通の歯ブラシだけでどれだけの汚れが落ちると思いますか?

 

実は、磨けているつもりでも、歯と歯の間や

歯の裏側など、直接目で見れないところなどに汚れが付いているんです!!

 

 

そこで、今日は細かいところまできれいにするための

補助器具をご紹介したいと思います。

 

まずはこちら!

 

 

『デンタルフロス』です。

歯ブラシでは取りきれない歯と歯の間や歯と歯茎の境目を清掃することができます。

 

単に見ると1本の糸だけに見えるかもしれないですが、実は細かい繊維の束になっていて

細かい繊維で汚れをからめとります(^^)

 

 

 

 

糸タイプのものは慣れるまで、大変ですが慣れると、とても簡単にできるようになります。

難しい人は、CMでおなじみの糸ようじ←などを使ってみるといいかもしれないですねっ(*´∀`*)

ホルダーがついているので簡単に使用することができますよ♪

 

 

 続いては、

『歯間ブラシ』 です。

歯間ブラシは小さくて細かいナイロンの毛がついた、歯と歯の間を掃除する用具です。

基本的には歯の隙間が多少あるところ、歯ぐきが退縮して下がってしまているところに使ってください。

 

 

 

また、フロスの通せない、ブリッジ部分にも使用することができます。

 

 

 

 

歯間ブラシのサイズは毛の太さ(ブラシの部分の直径)で分かれており歯間ブラシを入れてみたとき抵抗なく動かせるサイズを選ぶようにしてください。

入らないサイズの歯間ブラシを無理に入れると、歯茎や歯を傷つけてしまったりすることがあるので気をつけて下さい。

 

 

そして、最後は!

『ワンタフトブラシ』 です!

 

 

 

奥歯にブラシが当てにくい、吐き気がして歯ブラシを奥へ入れられないなどの悩みをお持ちではないですか?

 

 

 

 

こちらのワンタフトブラシは、毛先が小さく、尖っているので細かい部分まで

汚れを落とすことが出来ます。

頭も小さいので普通の歯ブラシに比べて、吐き気なども軽減されます(^^♪

 

歯並びが悪いところや、歯が重なってしまっているところなどでも

こちらの歯ブラシを使うときれいに汚れを落とすことができるんです(*´∀`*)

 

 

←普通の歯ブラシだとどうしても
  歯と歯の間に毛先が届きにくいのですが、

 

 

 

←ワンタフトブラシを使用することで

歯と歯の間まで簡単にお掃除することができます(*´∀`*)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんのメンテナンスを行っているなかで意外と、補助器具の存在を知らない方が

多くいらっしゃるので、今回、3点ほどご紹介させていただきました。

 

詳しい使い方などは、スタッフまでお気軽にお声かけください。

わかりやすく説明させていただきます!笑

 

 

それでは、今日はこれで失礼します(*´∀`*)

 

 

石本歯科クリニック

スタッフ 本田

 

歯周病予防の第一歩♪

みなさん、こんにちは(´∀`*)

 

本田です♪

 

暑くなってきましたが、

夏バテしていませんか?(笑)

 

 

さて、今回はみなさんに

私のオススメ商品を、ご紹介したいと思います。

 

 

みなさんは、『歯周病』という言葉を聞いたことがあると思います。

 

まずは、『歯周病』がどういうものなのか

簡単にご説明いたします(´∀`*)!!

 

『歯周病』とは感染症であり、日本人が歯を失う大きな原因の一つです。

成人の約80%が『歯周病』と言われています。

 

自覚症状はあまりなく、「痛みが出て、歯がゆれてきた。」といったハッキリした自覚症状が出たときは

かなり進行していて、「歯を失ってしまう((((;゚Д゚))))!」という方がいるのが現状です。

 

原因となるのは、『プラーク(歯垢)』つまりお口の中の汚れ、に含まれている歯周病菌です。

日常の歯ブラシでお口の中の汚れがとれない状況だと、

歯周病菌はヌクヌクとお口全体にまで広がっていってしまいます。

 

また、細菌によってバイオフィルムという膜が作られます。

分かりやすく言うと、台所などにある、ヌルヌルした不快な汚れ、あれが口の中にもつくられるのです((;゚Д゚))!

バイオフィルムが出来てしまうと、唾液の洗浄作用も働かなくなり、

酸素に触れることのない歯周病菌はバイオフィルムの中でどんどん広がっていきます。

バイオフィルムを破壊するは、歯ブラシでこっすた程度では落ちず、

歯科医院に来院していただき、機械的な清掃によって除去することができます。

 

 

つまり、歯周病を予防するために、歯科医院にかよっていただいて

定期的なメンテナンスは必要不可欠なのですが、

それ以上に!

患者様自身の日常の歯ブラシが、

歯周病予防への第一歩だと言えます(´∀`*)♪

 

そこで今回は、みなさんの毎日の歯ブラシを手助けしてくれる商品を

ご紹介します♪♪♪

「毎日、歯ブラシを頑張っているのに、ネバつきが、口臭が気になる。」

という方はいらっしゃいませんか?

そこでオススメなのがこちら!!

目黒

『コンクールF』です。

毎日のブラッシング時や就寝前に

『コンクールF』を使って洗口していただきます。

お水に薄めて使っていただくので、

お好きな濃度にできますし、経済的ですよね?

歯茎の炎症などにもとても効果がありますし、

虫歯予防にもなります♪

患者様からも、お口の中もスッキリして、

とても気持ちがいいと好評です♪

 

 

 

 

 

 

歯医者

 

 

こちらは、ジェルタイプの『コンクールF』

研磨剤なども入っていないので、

歯を傷つけたりする心配もありません(´∀`*)

歯磨き粉のかわりにぜひ、使って見てください。

 

歯がツルツルになっていくのが実感できるそうですよ(*´∀`*)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんからの感想も随時受付中です♪

 

それでは、失礼いたします(´∀`*)

 

 

石本歯科クリニック

スタッフ 本田

 

 

 

音波ブラシで歯周病予防☆

皆さんこんにちは♪

私は先日「ブルーマン」のショーを観てまいりました♪

突然のお客さんを巻き込んでのショーや

何をするのか予想のつかないブルーマンのショーにずっとハラハラドキドキ☆★

また機会があれば観に行きたいと思います♪

 

余談は置いといて(笑)

本題に入らせていただきます!

 

本日は歯周病予防についてお話させていただきます(^^)

現在、日本人は歯周病が原因で歯を失うことが多く、その確率は虫歯以上となっております。

近年では糖尿病や心臓血管系疾患など、さまざまな全身疾患に影響与えていることが分かってきました。

歯と歯肉の間(歯周ポケット)にプラーク中の細菌が入り込むことにより、
歯肉に炎症を引き起こし、さらに歯を支えている骨(歯周組織)までも溶かしてしまう歯周病・・・
通常のブラッシングで歯周ポケットまでのプラーク(歯垢)を除去することは不可能なのです(´;ω;`)

そこで当院が患者様におススメしているのが『音波振動歯ブラシ☆!』

 

こちらの歯ブラシは

音波の振動により、手動の歯ブラシでは届かない2~3ミリ先まで磨いてくれるのですよ☆

 

また、プラークの除去には小刻みな往復振動で歯ブラシを動かすことが大切ですが、

音波ブラシは、理想的な1mmの往復振動で歯肉を傷つけることなく、効果的なプロのブラッシングが再現できてしまうのです(・∀・)♪

20代から進行し30代で急増、40代では多くの方が歯周病で歯を失っております。

音波ブラシを使いプラークを除去しながら、定期的な検診で専用の機械でしか除去できないバイオフィルムを壊すことが大切です☆

早め早めの「歯周病予防」をいたしましょう!

 

目黒 歯医者 石本歯科クリニック 宮里

 

メンテンナンスの重要性について

こんにちは

突然ですが皆さん、長い期間の治療が終了した際、「終わったー!」と喜んではいませんか?

 

もちろん!

頑張って治療に臨んでくれた患者さまの治療が終わるということは

私たちスタッフにとっても喜ばしいことですが、

そのあとのメンテナンス(定期検診)でお口の管理をしていくことが、とても重要なんですよ(・∀・)!

そこで今回は、メンテナンスの重要性についてお話させていただきますっ!

 

その1.インプラントの管理

よく初めてのインプラント治療を受ける患者様に

「インプラントはどのくらいもちますか?」との質問があります。

インプラントは材質的に考えると半永久的と言われていますが、

実際にどのくらいもつかはお口のお手入れによって異なります。

天然歯と同じように、手入れが怠ればインプラントの寿命も短くなってしまうのです・・・(>_<)

長く使って頂くためにも、メンテナンスでしっかりと管理させていただきます!

 

 

その2.歯周病の管理

虫歯と並んで、歯を失う大きな原因となっているのが【歯周病】です。

歯周病の最大の原因は細菌がつくりだすバイオフィルムという膜であり、

ご家庭でのプラークコントロールだけでは除去できないということが現実です。

なぜなら、歯ブラシの届かない場所から歯周病が進んでしまうからです・・・。

専門の機械を用いて定期的にバイオフィルムを破壊していくことが、歯周病の予防になるんですよ☆

 

そしてメンテナンスでは虫歯など様々な早期発見ができ、早期治療へと繋がります(^^)

 

 

目黒駅前 石本歯科クリニック スタッフ

お口の健康な状態を維持するためにも、

3ヵ月に一度、最低でも半年に一度は

定期健診を受けましょう!!

 

 

 

 

写真はキュートな衛生士

本田さん♪

引越しをしてから職場が近くなった為、

仕事に集中でき、やる気が倍増したそうです(笑)

 

 

では、また(・∀・)/☆★

目黒駅前 歯科 スタッフ 宮里

 

 

 

予防歯科のパラダイムシフト4

こんにちは☆奥です♪

残念な事に、4週にわたってアップさせて頂いたBLOGも今週で最終回となってしまいました。涙。

そんな最終回はガムについてお話しようと思います☆★

 

ガムといってもたくさんの種類がありますが、ここでご紹介するのは虫歯の予防になるガム!!

 

虫歯予防のガムとしてはロッテから出ているキシリトールが有名です☆”

当院ではキシリトールガム以外にもグリコのポスカムをオススメしています♪

 

では虫歯予防のガムはいずれも同じ効果が期待できるものなのでしょうか?

 

DSCN1138.JPG

まず左の写真のキシリトールの説明をします☆

キシリトールは最もポピュラーな虫歯予防のガムです。

このキシリトールの働きは主に虫歯の原因菌ミュータンス菌に作用することが大きな特徴です。

ミュータンス菌は代謝をして酸を生産します。

キシリトールのミュータンス菌に及ぼす影響は、エネルギーだけ消費させて酸を生産させない無益回路が関係しています。

 

さらに、キシリトールはミュータンス菌のエネルギーを消耗させるだけでなく、糖代謝を阻害する効果も証明されています!!

つまりキシリトールはミュータンス菌にアプローチするガムということです♪

 

 

DSCN1139.JPG

一方、左の写真はグリコのポスカムです。

キシリトール程メジャーではなく私も色々なお店を探したのですが、あまり見かけた事がありません(;∧;)↓

 

このポスカムとキシリトールには大きな違いがあります!

それは水溶性の違いです。ポスカムは高水溶性カルシウム素材であるのに対してキシリトールは低水溶性水溶性です。唾液にはポスカムが高水溶性であるため、より多くのカルシウムイオンを供給することが可能です。

リン酸イオンは唾液中に十分存在していますから、カルシウムイオンをより多く供給することで再石灰化に有利に働きます☆

 

このように虫歯予防ガムもその製品により効果が異なります!

どちらも効果は十分に期待できますので是非使用してみて下さいネ♪”

 

ではでは!これで”予防歯科のパラダイムシフト”これにて終了させていただきます!!

少しはお解りいただけたでしょうか?

 

私自身も予防歯科について改めて見つめ直すことができ、こうやってBLOGを通してみなさんに

お伝えすることが出来てうれしく思っています(・∀・)♪

ありがとうございました!

 

 

目黒駅 石本歯科クリニック スタッフ 奥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

予防歯科のパラダイムシフト3

こんにちは♪奥です。

今週もよろしくお願い致します☆

 

前回、歯の再石灰化には唾液が重要な働きをすることについてお話させていただきました♪

今回はその唾液についてお話していきたいと思います!

 

唾液は安静時ph(ペーハー)は約6.7で、糖分を摂取すると2~3分以内に5.0以下に減少すると言われています。

エナメル質はph約5.5で脱灰が起こります。

そして、phが元に戻るには最低約40分の時間が必要と考えられており、正常にphが戻れば再石灰化が起こります。

このように唾液は、食後のphの回復に役立ちます(唾液の緩衝能)。

また口腔内の細菌叢をコントロールする抗菌作用も唾液の重要な働きと考えて良いでしょう!

 

 

しかし、本国を含め先進国では高齢者の唾液の分泌が少ないことでの口腔乾燥症が問題となってきています。それは高齢者は多くの薬剤を処方されていて、その処方された薬剤は唾液の分泌を低下させる働きがあるからです。個人的には根面のむし歯が多く認められるような気がします。

 

そのような口腔乾燥症の方のために、お口を潤す洗口剤やジェルなどもあるんですよ☆

(↓画像の商品以外にもたくさんの種類の商品がでています!)

 

P1020176.JPG

その他に、起床時や緊張やストレスを感じたとき・飲酒喫煙などによっても唾液の分泌は低下し、

唾液の分泌速度がピークに達するのが夕刻で、睡眠中はほぼ停止します。

つまり睡眠中に最もムシ歯になる確率が高くなるということになるのです!!

みなさんムシ歯にならない為にも、寝る前に歯を磨く習慣をつけてくださいね♪

 

P1020313.JPG

ガムを噛むと唾液分泌が増加するので、人及び口腔乾燥症には非常に有効であることが分かってきています。

次回はガムについて解説したいと思います!!お楽しみに☆

 

P1020318.JPG(ガムを持った写真のつもりなんですが・・・ん~~解かりにくいですネ。ごめんなさい!)

また来週♪(・3・)

 

目黒駅 石本歯科クリニック スタッフ 奥

 

~~~~参考として(phについて)~~~~

phの値は0~14までの目盛りがあり、ph7が中性と言われています。

値が7より小さくなると酸性が強くなり、7より大きくなるとアルカリ性になります。

酸性になるほど脱灰は進んでしまいます。

 

・胃液     1.8~2.0

・レモン汁   2.0~3.0

・ビール     4.0~4.5

・水道水    5.8~8.6

・牛乳     6.4~7.2

・唾液     7.2~7.4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

予防歯科のパラダイムシフト2

 

こんにちは♪奥です☆”

「4週連続の連載BLOG☆」がついに今週もやってきました~!!!

みなさん、前回の「予防歯科のパラダイムシフト1」は読んでくださいましたか?

お読みになった方も、なっていない方もどうぞお付き合い下さい♪

 

前回は”歯の再石灰化が今後の予防歯科の鍵になる”とお話ししましたが、

今回は再石灰化を柱にした歯面修復について考えてみたいと思います☆

 

 

今現在スーパーやドラッグストアにはたくさんの歯磨き粉が販売されていますが、

歯磨き粉には歯の汚れを落としたりするために研磨剤という成分が多く含まれています!

 

okut3.jpg

そして歯の表面には研磨剤の傷などを含め、初期のむし歯などの凹凸が存在します。

その凹部を歯と同じ成分のハイドロキシアパタイトで埋めていくことにより、

歯の表面を修復していくことができるのです!!

 

okut.jpgこのペーストはナノ粒子ハイドロキシアパタイトが配合されたトリートメントペーストです♪”

市販では「芸能人は歯が命!」というフレーズで有名な「アパガード」という商品にも

ハイドロキシアパタイトは含まれているのでオススメしています☆★

 

okut2.jpg

 

凹部がハイドロキシアパタイトで埋められ、唾液中のカルシウムイオンとリンイオンが取り込まれることで再石灰化による歯面修復が可能となります。

 

エナメル質のムシ歯と、歯肉が下がり歯根が露出した象牙質のムシ歯では

再石灰化機構に違いがあります。

 

エナメル質のムシ歯は唾液に含まれる成分により、歯の外からの1方向から再石灰化します。

それに対し象牙質が露出した根面のムシ歯の場合は、唾液のほかに歯髄液からの2方向から

再石灰化が起こります!!

歯髄(神経)から外側に流れる歯髄液はハイドロキシアパタイトに対して過飽和であるため、内部から再石灰を起こすことができ、酸や細菌の歯髄側へ侵入を防止ししてくれるということです☆

 

どちらにしても、再石灰化には唾液が大きく関係しています!

次回はその唾液について考えていきたいとおもいます☆

 

また来週っっ♪(・3・)

 

目黒駅 石本歯科クリニック 奥

 

 

 

 

予防歯科のパラダイムシフト1

こんにちは♪奥です!

ここ最近、院長とスタッフの宮里さんと本田さんがこのBLOGを盛り上げてくれていたので

私は完全に影が薄くなってしまいましたが、負けじと私も盛り上げていこうと思います!!

                     (本田さんと宮里さんです)

oku.jpg
 

今週から4回にわたってBLOGを書かせていただきます☆”

どうぞヨロシクお願いします♪

                       (BLOG作成中の奥)

  oku1.jpg

以前このブログでスタッフ達が 歯面修復(再石灰化)の講演会に参加したことが報告していますが、そのテーマについて詳しく解説していきたいと思います☆

まず、歯はカルシウムイオン(Ca2+)やリン酸イオン(PO43-)を含む

ハイドロキシアパタイトから構成されています。

唾液の中にも同じ成分が含まれており、虫歯菌により歯が溶かされないようにうまくバランスを取り、お口の中の環境をアルカリ性に保とうとしているのです。

しかし、飲食などで糖分を取ると、その糖分から虫歯原因菌(ミュータンスレンサ球菌)が歯を溶かそうと酸を産生します。

その酸によりお口の中の環境がアルカリ性から酸性に変わり、歯を溶かす酸性度がある一定の数値までいくと、歯の表面からカルシウムイオンとリン酸イオンが溶け出てしまいます。

この状態を脱灰と呼びます。

しばらくすると、唾液によって唾液中の成分の1つである重炭酸イオン(HCO3)や溶解けだしたリン酸イオンPO43-、水酸基イオン(OH)が、お口の中の環境を酸性にする水素イオン(H+)と反応して中和されて、歯をとりまく環境が過飽和の状態になると唾液中の成分が再び歯に取り込まれます。

この現象を再石灰化と呼びます。

お口の中では食事の度に脱灰と再石灰化をくり返しているのです!

このバランスが崩れ、脱灰の方が再石灰化より多くなると虫歯の始まりとなってしまいます。

虫歯に対しての予防処置はプラークを除去する歯面清掃から

“いかに再石灰化をさせていくか”の時代に移ってきています!!

皆さん、歯は磨けばいいのではないんですよ★

磨くことで歯質減少させてしまう危険もあるのです(・д・;)

虫歯を予防するとともに再石灰化を効率よく起こさせるかが今後の予防歯科の鍵となります☆

今週はこの辺でおわります!

 また来週♪(・3・)

                   (撮影協力してくれた宮里さん☆)

oku2.jpg

                              目黒駅 石本歯科クリニック 奥

新しい虫歯予防(再石灰化療法)についてお知らせです☆

こんにちは♪

みなさん、このようなご経験はありませんか?

・歯をクリーニングしたのにすぐよごれてしまう

・最近歯の表面が一部白くなってきた(白い点などができた)

心当たりのある方必見!!

本日は、新しい虫歯予防についてお話いたします。

 

今までの予防といえば、機械を使って歯の表面に付着した汚れを除去し

虫歯になりにくくするためにフッ素を塗ってきました。

 

一度虫歯になってしまうと、その後どんなに一生懸命歯磨きをしても治療するまで進行していくのが一般的です。でも、その虫歯が「初期虫歯」だったら治療をせずに治ってしまうかも知れません。

 

まず、初期虫歯とは歯の表面(エナメル質)が脱灰(歯がとける)によって白く変色するなどの変化は起こっているが、歯の表面には虫歯の穴が開いていない状態のことをいいます。

「脱灰」とは、エナメル質の成分となるハイドロキシアパタイトが食後に細菌が産生する酸により溶かされてしまうことです。

そして、最近よく耳にされると思いますが「再石灰化」というのが、脱灰した後に唾液の働きにより一度は溶け出た成分が歯の表面に戻る現象の事をいいます。

 

歯の表面は「脱灰」と「再石灰化」を常にサイクルしているのです。

虫歯というのはそのサイクルのバランスが崩れ、「脱灰」しやすい環境になった時に起こります。

・・ということは、逆に「再石灰化」しやすい環境に整えれば虫歯の進行は阻止できるという事です!

 

新しい虫歯予防とは・・・

1.薬剤により歯の表面の有機質(汚れ)を除去していきます。

2.脱灰や研磨剤によるエナメル質表面の傷を、歯の成分でもあるハイドロキシアパタイト配合の

トリートメントペーストで磨き、傷を修復していきます。

3.フッ素を塗って脱灰を抑制していきます。

4.再石灰化に必要なリン酸塩とカルシウム配合のペーストを塗っていきます。

 

この処置を定期的に行うことで、歯の表面が修復していくのです♪”

 

ご興味のある方は医院のスタッフまで♪

↓このお薬で汚れを落としていきます☆

ADゲル                   ↓ハイドロキシアパタイト配合ペースト

リナメル

 

 

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