インプラント周囲炎シンポジュウム in 大阪

5月13日はインプラント周囲炎のシンポジュウムが大阪で行われ、演者として講演して来ました。

インプラント周囲炎シンポジュウムの看板

シンポジュウム会場の看板です。近未来オステオインプラント学会の関西の4支部合同のシンポジュウムに演者として招かれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場

開演前の会場ですが、朝早くから多くの先生方、歯科衛生士の皆さんが来場なされました。

シンポジュウムが始まると、ほぼ100名以上入る会場は満席となり、インプラント周囲炎への関心の高さを反映させる結果となりました。

 

 

 

 

 

 

 

講演時

私の講演は午後でした。今回のプレゼンテーションには結構気合を入れて臨みました。現在インプラント周囲炎にについて執筆中なのでいろいろ調べたことと、臨床をリンクさせて話ができたと思います。1時間以上時間を頂けたので、詳しく解説できたとおもいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スクリーンが近い

壇上とスクリーンが近く、スクリーンの位置が高いため見上げるようにして解説しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終了後のディスカッション

講演終了後の質疑応答、ディスカッション。熱心な先生方を中心に熱い議論がなされました。とても有意義なシンポジュウムだったと思います。インプラント周囲炎は確実に治癒することがお解りいただけたと思います。

向かって右から今回のシンポジュウムを主催した近未来オステオインプラント学会の押谷先生(座長)、演者の吉竹先生、坂本先生、私です。

 

 

 

 

 

北大の大先輩方

北海道大学の大先輩が応援にかけつけて下さいました。

向かって右から岡田先生、古川先生、私、三木先生です。

最近いろんな場で、大学の先輩の先生から御挨拶いただく機会が増えてきました。

バイオインテグレーション学会2

1月29日はバイオインテグレーション学会が東京医科歯科大学で開催されました。
昨年に続き今年も講演をおこない、ペリインプランタイティスの対処法について詳しく解説させていただきました。ペリインプランタイティスは、現在歯科界で話題のテーマですがその対処法は確立したものがありません。石本歯科ではペリインプランタイティスの対処法としてプロトコールがほぼ確立され良好な結果が確認できたため、報告させていただきました。講演後の質問等反響の大きさに驚いていますが、インプラント治療が特別な治療ではなくなってきた現在、いかに口腔内でインプラントを長期維持安定させるかが課題となるでしょう。講演以外にランチョンセミナーでも座長を務め、大忙しの1日でした。

 

DSCN0675.jpgランチョンセミナー終了後、演者の東京歯科大学教授の齋藤 淳先生と。

ハクホウのランチョンセミナーはヘムコンデンタルドレッシングについてでした。ヘムコンデンタルドレッシングは昨年のデンタルセレブレーションでも紹介された止血剤ですが、今回齋藤先生のプレゼンは分かりやすく、製品の素晴らしさを再認識できました。

アメリカで軍が戦場での使用を推奨するだけの止血剤で、その効果は抜群です。構造はキトサン及び酢酸から構成され、プラスに電荷したキ
トサンにマイナス電荷の赤血球、及び血小板が引き寄せられ凝固して止血されます。

 

 

 

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ごごの講演風景です。今回は約30分と時間が短めでしたが、論点を絞ることができて分かりやすく解説できたと思います。少しでも多くの先生に参考にしていただき、臨床に反映していただけたらと思っております。

 

 

 

 

 

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北大の大先輩山田先生(右)と。面識はなかったのですが、私の著書を読んで下さっているということでお声掛けいただきました。うれしい限りです。これからも、宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

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会場には多くの賛助会員である企業の展示がなされ、活況でした。

いつもお世話になっているハクホウのブース。

 

 

 

 

 

 

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翌週2月2日は東京ハクホウ研修室でアドバンスインプラントセミナーの講師を務めました。

実習風景をついでにアップしておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

セレブレーション、そして時代を動かした大家たち


 10月23日にハクホウ主催のデンタルセレブレーションが行われました。過去2年に一度行われていた「HAシンポシュウム」が新商品の発表と講演会という新しい形でデンタルセレブレーションになったわけです。

歯科医を中心に約千人もの人が集まり、約1時間の時間をちょうだいし、HAインプラントについて講演をさせて頂きました。講演の内容で多くの質問を頂きましたが、そのほとんどがペリインプラントタイティスの対処法についてでした。そのなかで洗浄時に不良肉牙を除去するために掻爬を行うのか?という質問が一番多かったような気がします。講演時もお話しましたが掻爬は行なっていません。時間が限られていたので詳しくお話できなかったことは申し訳なく思っております。疑問がある先生方、興味がありさらに詳しく知りたい先生方は是非12月11日の受講生参加型の講演会に出席していただければと思っております。ただ単に手技だけを学ぶのではなく、そのコンセプトを知ることは非常に重要なことだと思っております。そうすることで実際の臨床で応用が効き、この手技の有効性を認識することが出来るでしょう。

 

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受講生参加型となっていますが、希望があれば、症例発表、症例相談等を行いディスカッションを活性化していこうと考えています。奮ってご参加ください。

 

 

 

 

 

 

 

そして10月23日に新しい書籍「インプラントインタビュー 時代を動かした大家たち」が発刊されました。インタビューアーとして3人の大家の先生方にインタビューした、歯科界初のインタビュー書籍です。“HAインプラントセラピー”に続きさらにHAインプラントへの理解を深めることができるように配慮したつもりです。

 

 

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1 章は東京医科歯科大学の春日井教授のインタビューです。真夏の炎天下のなか医科歯科大学病院の中庭で行われました。スーツで汗だくでしたが、大変ためになるお話が聞けたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

HAinterview_2.jpgのサムネール画像

 

 

 

 

 2章は山道先生にお話をうかがいました。もちろん、骨造成に焦点を当てた内容になっています。成長因子にも詳しく触れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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3章は林先生です。抜歯即時埋入から咬合と全身、そして補綴物の設計など多岐にわたるお話をしていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インタビューに協力下さった春日井先生、山道先生、林先生に心から感謝するとともに敬意を表します。

興味がある先生は是非読んでみて下さい。

                                                                                                    石本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

院長はお忙しい!

皆さんこんにちは☆

10月になって肌寒くなり、毎朝布団と格闘している宮里です(笑)

 

さてさて最近、院長は医院での診療+学会活動とお忙しいので

私が、院長の代わりに学会活動の報告をさせて頂こうと思いますっ(・∀・)!

 

まずは、10月23日(日)に行われる

インプラントの学術講演会「デンタルセレブレーション」

院長が講演するテーマは「HAコーティングインプントがもたらす臨床的有用性」

歯科医を中心に1000人近く集まる大きなシンポジュウムだそうですよ!

そしてなんとっ!!

院長だけ1時間講演だそうです!

今回は院長のカッコイイ姿を見に行く為と、勉強も兼ねてスタッフ全員で参加します♪

ちなみに院長はスーツをこの日のために新調したそうです(^^)

気合バリバリですね!笑

石本歯科 医院長 講演会情報 

  inyou2.JPG(拡大像↓)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてこちらは11月12日(土)・13日(日)に開催される

「第1回インプラント・CAD/CAMミーティング」で、

こちらもHAインプラントについて講演されるそうです(^^)

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 (拡大像↓)asd.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

先程と同じ写真だそうですが、角度が違うので、また違って見えますね(^^) 

場所は神奈川県にありますパシフィコ横浜☆

 一度訪れたことがありましたが、かなり大きな会場でしたよ!

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そして、最後は「特別座談会」

インプラントで著名な先生方と一緒に院長が座談会に参加して専門誌に載りました!

 

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さすがですね!

そして新しい書籍もそろそろ発刊されるようです(^^)

院長がインタビューアーとして3人の先生にインタビューしてます。楽しみです♪

 

院長が忙しい分、

私たちスタッフが頑張らなければなりませんねっ!!

 

この他にも講演会があるそうですが、今回はこの辺で失礼いたします。

では(^^)/☆★

 

 

                              目黒駅前 石本歯科クリニック

 

 

 

 

 

講演・セミナーのお知らせ

現在決まっている今年の講演・セミナー予定をお知らせします。

1月23日  バイオインテグレーション学会              東京  終了しています
3月6日   HAインプラントベーシックハンズオンセミナー     広島  満席となっております

4月24日  HAインプラント講演会                   大阪

5月15日  HAインプラントベーシックハンズオンセミナー     東京

7月     HAインプラントアドバンスハンズオンセミナー     大阪 これから日にちの調整をします

10月23日 HAシンポジュウム                     東京

11月13日 インプラント・CAD/CAMミーティング           横浜

                                                 以上です

今後新しい予定が入り次第ホームページでお知らせしていくつもりです。

                                                       石本

 

インプラント症例報告2(国際歯科大会 2010)


今回は昨年の国際歯科大会で講演したさいに提示した症例報告をさせて頂きます。

国際歯科大会は4年に一度行われる約7000人の歯科医療従事者が集う歯科界では世界で一番大きなイベントです。

このような大きな学会で講演できたことを光栄に思っています。

その国際歯科大会で抜歯即時埋入vs抜歯待時埋入のインプラント治療に関するパートで講演させて頂きました。

P1000782.JPG会場の横浜パシフィコ

右に行くと国際歯科大会の会場

左に行くと国際デンタルショーの会場です。

 

 

 

 

 

 

P1000777.JPGワールドデンタルショーの会場です。

世界最大級デンタルショーで各社最新の商品が展示されていました。

 

 

 

 

 

 

 

国際歯科大会での講演のメインの症例をご紹介させて頂きます。

演題は「骨伝導能を利用した抜歯即時埋入」でした




11 (2).jpg長期に口腔内を放置したため崩壊が著しいのがお分かり頂けると思います。

目黒駅の歯科医院に通院するには片道約2時間程かかりますが、当院でのインプラント治療を希望なさいました。

 

 

 

 

 



017.jpg左下4番の状態。

歯が溶けるように削れています。

1990年代にマッコイがコンプレっションシンドロームとという言葉で紹介した特異的な力がかかり歯に圧電流が発生して起こる現象です。

かみ合わせの力の歪がこの歯に集中したことが予想されます。当然その力の歪は体全身に波及してひどい腰痛持ちで1週間に2回は整骨院に通院しなければならない状態でした。

 

 

135.jpg 治療開始から3ヵ月半の短期間で補綴物が装着されました。上顎は天然歯をすべて抜歯して抜歯即時埋入を含めインプラントが7本埋入されました。下顎は両側第一大臼歯部に2本インプラントが埋入されています。

左右対称に歯肉の連続性が獲得され審美的にもある程度満足いく結果となりました。

骨伝導能を有するHAインプラントを用いることにより低侵襲で効率がいいインプラント治療が可能となります。

 

136.jpg補綴物装着後2週間の状態。

補綴物に沿って歯間乳頭が成長してきていることがお分かり頂けると思います。

講演時のスライドがスライドが白黒だったので再現してみました。

患者さんは73歳で平均寿命まであと10年です。83歳まで患者さんが生きたとすると治療に2年かけたら残りの人生の1/5を治療に費やすことになります。3か月半という短い期間で治療が終了したことは患者さんにとってとても有益なことなのです。

腰痛がなくなり、手足のしびれも軽減して、整骨院も全く行かなくなったそうです。「口は体の要なんですね。」とうれしい言葉を頂きました。去年は予定していた京都旅行を腰痛のため直前にキャンセルしたそうですが、今年は海外旅行への意欲を語っておられました。

 インプラントを欠損補綴に使用して患者さんの顎位を立て直す。そして健康な顎口腔系の機能により患者さんは健康を取り戻す。そんなことをいとも簡単に魔法のようにできてしまうインプラントロジストになりたいと若き日に夢見てました。この患者さんを治療して少しその理想に近づけたような気がします。

 

11111.jpgのサムネール画像

術前のレントゲン写真 

 

 

 

 

 

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術後のレントゲン写真

バイオインテグレーション学会

先日23日バイオインテグレーション学会の設立シンポジュウムが約200名のの歯科医師が集まり東京医科歯科大学M&Dタワーで行われました。バイオインテグレーションとはチタン系インプラントの骨結合様式であるオッセオインテグレーションに対してHAインプラントは骨と化学的に結合することで定義された言葉です。要するにHAインプラント学会と考えてよろしいでしょう。

日本でのHAインプラントの普及は目覚ましく、現在では約40%のシェアを獲得していることを考えれば学会の設立も必然と考えてよさそうです。

今回シンポジストに選ばれて講演をさせていただきました。 

講演ではMacのキーノートを使っています。

 
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最後に演者によるディスカッションが行われました。偉い先生ばかりなので控えめにしてました。

 
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